年末近いと相談件数が増えます
遺産分割、相続税等、ご注意下さい!
高齢化社会の現状について
最近、色々なご相談が増えてきております。
特に、最近増えている御相談は『将来』に関する内容ですが、新規開業、資産整理等、様々な御相談を受けております。
その中でも難しい相談は、第三者が絡むご相談です。
例に挙げれば、隣の家屋が老朽化して、未使用で有れば交渉してほしいとの相談
または、使わない土地・建物をどうしたら良いのかと言う内容が多いです。
しかしながら、売却するには決断が必要なので、時間をかけてのご相談が多いです。
売却だけではなく、住宅ローンの完済の相談も柔軟に対応したり、何となく『よろず相談』が多いのはありがたい事で、そんな中で飲み会の話も付け加えて来ているので、嬉しいものです。
例えば、不動産購入では自分にあったローン返済が重要であると思います。
当方は、30歳そこそこで初めて不動産を購入して、1年未満で不動産を買い替えしました。
分かりやすく言えば、最初の不動産購入に失敗し、今住んでいる不動産に長年居住している『買い替え組』です。
そこで失敗のできない仕事で、購入される方が長い間保有できるのに如何したら良いのかを考えなければいけません。
2024年現在、不動産価格が高騰しており、これからも不動産価格が下がらないような勢いです。
不動産価格は、株価と同様に上げ下げが有るのですが、前回掲載した少子高齢化社会なのに、高値をつけて、それでも成約に至ると言うことは、昔の人の言葉で『売れない不動産はない』状況なんでしょうか。
そこで高値水準で来ている現在、不動産市況はどんなものか知っておくのはとても重要です。
当方亀戸店は、JR総武中央線沿線がホームグランドになり、その枝葉で分かれて京成電鉄沿線に波及した不動産を取り扱いしており、初めて聞く地名や駅の物件の取り扱いの相談も増えております。
お客様が、健常者だけではなく、体調のすぐれない方や、ご高齢者の方の取り扱いが増えているのも時代でしょうか。
お客様(所有者)の代理人として、不動産の専業として委任されるのは本当に責任のある仕事で、ご依頼があれば休日返上で、彼方此方に行かせてもらってます。
不動産の売却や、賃貸を貸す借りる方に重要なのは、不動産の専門家であることが重要で、危惧する点を見つけ出すのは最重要となります。
よくあるパターンですが、相続時に揉めるのは『相続財産が大したことが無いから、相続には無関係』と思っている方が多いことです。
相続税には、3,000万円+600万円×法定相続人の数の基礎控除が有ります。
更に亡くなった方が居住していた家の敷地は、条件を満たせば評価額を8割引きできる規定もあり、それほど相続税を納めるようではありません。
東京国税局の管内(東京都、千葉県、神奈川県、山梨県)で、全死亡者のうち相続税が発生するのは13%くらいです。
全国にすると相続税を納めるのが約8%という数字になります。
相続で起こる問題は、相続人による遺産分割についてのトラブルが多いことが目立ちます。
遺産分割の認識は非常に悪いほうの印象が有ります。
『遺産分割』について考えてみようと思います、
よく映画や小説で書かれていますが、お金持ちの方でのトラブル件数は少ないもので、当方も親が他界した際は、何もトラブルが有りませんでした。
遺産分割で争いごとになるケースは、約79%が5,000万円以下で、5億円以上の遺産トラブルは、0.6%ということです。
ちなみに、5,000万円以下の財産は、亡くなられた方の不動産が1件という感じですので、揉める原因は『不動産は分けることが出来ない』理由になります。
国税庁の統計を見ても、遺産相続された財物は、土地・現金・貯金・有価証券の中でも、平成28年のデータでは、土地建物を合わせて81.5%と大半を占めます。
なぜ、相続で不動産が問題になるのでしょうか!
①分割で分けることが出来ないこと
②直ぐには換金できないこと
③正直その不動産価値が明確ではないこと
また、困ることに【直ぐに換金できない】と
相続税は、相続の起こった日から10か月以内に現金一括で納付する義務があるので、期限が決まっているので、様々な問題が生じます。
土地を売るとしても、隣接地との境界が不明確の場合、売却が困難です。
隣接地の所有者の協力がなければ、正直、未測量等での売却は困難になり、負のスパイラルに嵌ったり、一部を分筆して売却するにも測量は必須です。
分筆するには、建物を解体して更地にしたり、近年では不動産が購入しずらい市況でもあるので、皮肉なことに相続しても、相続税のタイムリミットの10ヵ月を超過すると問題が発生します。
それは、10ヵ月を超過すると、無申告扱いになり『最大25~30%の延滞税』を課されるので重い税金となります。
相続時に気を付ける点は、色々とあり面倒な方は『相続放棄』したり色々な相談も善しあしではあります。
そんな相談も、当方で相談することも多く、相続イコールお金持ちになるのではなく、色々と大変であると認識頂ければと思います。
特に売却する際は、どんな税金が負荷になるかを熟知されるのもいいかと思います。
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