令和6年の建築コストについて!
現在の建築コストは上がっているのか!?下がっているのか!?
分譲賃貸マンションの需要について分析するには!
昨今の、ニュース記事で一週間に一度、漠然とテレビニュースを視聴されている方でも、建築コストの内容は耳に入ると思います。
そんな中で、新聞紙面上で『東京都の建築費、上昇一服』の見出しが掲載されて、今回のブログでも掲載したいと思います。
昨今は、世界情勢も何でも高騰するニュースが多くなりました。
『建築物価調査会』が纏めた本年2月の東京地区の建築費指数(工事原価)は、マンションや工場で前月から横ばいとなり、コレまで続いていた上昇が一服し、空調設備などの価格が上がった一方で、軽油安を背景に重機を使った建設現場での工事費用が下がり、建築費の上昇を抑えているとのことです。
同調査会は、建築の種類ごとに工事原価を指数化し、毎月公表しており当方も注目しております。
※2015年を100として基準しております。
2月の建築費指数は、RC(鉄筋コンクリート)造のマンションが、127.7
同月の工場(鉄骨造)が、129.9
共に過去最高を更新した1月からほぼ同値でした。
オフィスビル(鉄骨造)は、130.0と過去最高値を更新しましたが、前月比の上昇幅は0.1に抑えられました。
空調設備の一部でメーカーの値上げが浸透されておりますが、生コンクリート・鋼材など資源関連の上昇は見られず、一方で重機を使った土砂の積み込み・運搬など基礎工事費用が下がったとの事です。
工事費用の一部は燃料コストに連動しており、軽油価格の下落が反映されることになります。
建築コストには関係無いのですが、東京23区の分譲マンションの賃料は2月現在、4ヶ月連続で上昇しております。
不動産調査会社(東京カンテイ)が3月14日発表しておりますが、東京23区で前月比0.2%高く1㎡あたり4,275円と上昇は4ヶ月連続となりました。
マンション価格の高騰で、賃貸需要が強まり築年数が古く賃料水準が低めの物件でも賃料を引き上げる動きも見受けられます。
分譲マンションの賃料は、分譲販売されたマンション住戸を賃貸物件として貸し出す際に所有者が設定する賃料のことです。
※賃貸需要は1月~3月の期間が、トップシーズンになりますがご参考まで
今年は、金利の上昇も懸念されており、今後のマンション価格・そのマンションの賃貸市場の動向に注目していく必要が御座います。
住みやすい街造りもそうですが、不動産投資されている方々は、毎月受領する家賃収入は重要です。
株価、金をはじめ各先物相場も国内価格の最高値を更新している時期ですが、建築コストの軽油価格の値下がりは、特筆であると思います。
消費者の目線で言えば、少しでも物価が値下がりして貰いたいものです。
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