税金の基礎知識について
税金は税金!老後は各家庭で差が出るものです!
老後困らない為に、何をするのかがポイントです!
確定申告の時期も過ぎてから、税金のブログを書くのも何となく出遅れ感が有りますが、お客様より初めて確定申告等について聞かれることも増えて来ました。
以前掲載しました、税金のお話が少々難しいのと、そもそもの税金のご説明をしたいと思います。
そもそも税金は、日本では社会で生きるために出し合う共益費みたいな物です。
※個人や法人は、国民が健康で文化的な生活をするために税金を納める義務(納税の義務)が御座います。
国民の三大義務(納税の義務・就労の義務・教育を受けさせる義務)ですね。
個人は其々の収入や消費行動などに応じて、企業も収益に応じて税金を収めています。
その税金の使い道は、国税なら国会、地方税なら地方自治体の議会で審議して確定し、その税金で多様なサービス(使い道)が有るものです。
その幾つかのサービス
1,インフラ整備(道路・上下水道などの整備)
2,教育(学校施設の建設や運営など)
3,治安維持(交番・警察署の運営や国防費など)
4,消防防災(消防署の運営、消火、救急活動等)
5,環境衛生対策(ゴミ収集処理、大気汚染などの公害防止)
6,福祉・医療サービス(医療・年金・介護・生活保護などの費用)
会社員は給与から天引きされる所得税・住民税を給与明細で確認でき、個人事業主は自分で所得を計算し納税します。
自分は長年、確定申告をしており後者の所得計算して納税している側になります。
また基礎的なお話ですが、税金は納付する先でいうと国税と地方税
納め方で言うと、直接税と間接税に分別されます。
また収入が多い方であると所得税が多く、其の人の状況に応じて計算する税金と、消費税のように誰にでも一律にかかる税金もあり、生活の様々な場面で徴収されております。
①あらゆる所得、消費、財産に税金がかかります。
1,ガソリン税(揮発油税及び地方揮発税のことで、1リットルあたり53.8円の税金が課せれれます)
2,消費税(商品やサービスに取引段階で課税され、現在標準課税10%、飲食商品などは8%)
3,不動産取得税(土地・建物などの不動産を取得した場合、課税されます)
土地の税額=固定資産税評価額✕1/2✕3%-税額控除
家屋の税額=(固定資産税評価額-控除額)✕3%で、控除額は建築時期により異なります。
4,たばこ税(たばこには、国たばこ税、区市町村たばこ税、消費税がかかり税金負担は小売価格の61.7%を占めます)
※タバコ屋さんは売上の半分以上が税金となるため厳しいものです。
5,所得税(個人の所得に対してかかる税金)
課税所得(所得-所得税控除)✕税率-税額控除で計算します。
6,酒税(税率は種類・品目別に決められており、例えばビールは1kリットルあたり18万1000円、日本酒は同10万円、ワインは同10万円)
7,法人税等(事業を通して所得を得たら法人税等)
法人税=会社の所得税、法人事業税を支払う
②ファイナンシャルプランナー(FP)によるお金を貯める3つの理由について
よくFPによると、お金を貯めたり増やすのは容易では無いので、当初より貯蓄する目的について質問されることが御座います。
その目的を考えて貯蓄されるのが一番、お金が貯まると講習会でも伝授されます。
そこで年代に応じて、その目的は何であるのか熟知する必要が御座います。
20代は、大概の方々が本格的に仕事を始める年代であり、貯蓄は始めたばかりですが、結婚・住宅取得の貯蓄をしていく必要がございます。
30代~50代に入りますと、順調に行けば収入は増えて行きますが、幾つか高額な出費が膨らむ事が予想されます。
結婚・出産・教育費用や住宅購入等であると思います。
60代からは、平均貯蓄額が増えていくことも予想されます。
30代に住宅を購入されて、住宅ローンを完済したり、子育ても終えていき積み重ねていた支払いも軽減できるという感じです。
当方も65歳位には、住宅ローンの完済を予定した計画ですが、年金だけの生活は難しいので、公的年金の他に積立式の年金・所要に応じて就業する感じです。
60歳以上の方々にFPより目安になる話も、よく聞かされましたがその一例をご紹介します。
老後に貯蓄、固定費、流動費と区割りされる計画が必要です。
固定費とは、毎月ある程度決まった支出のことで、住宅費用(家賃や住宅ローンの返済)や、携帯電話等の通信費、家庭の水道・光熱費用や、一般の保険料等を言います。
流動費は、毎月金額が変わる不定期の支出のことで、食費・被覆・雑貨・家財・交際費・健康維持のための医療費等が該当します。
よく映画の世界でも、老後は最低2000万円必要となると定義されております。
果たして、2000万円で永眠されるまでに必要なのでしょうか!?
ここは、定かでは無いのですが、健康寿命と言われる定義が重要です。
80歳を超えた方より、体の何処も悪くない方もいらっしゃいますが、60歳まで頑張って働かれて、趣味として社交ダンスの技術を磨かれておられる方も知人でおります。
老後のために幾つか重要な項目も有ります。
1,自分の手取り年収を熟知していること
2,昨年1年間でいくら位貯蓄できたか把握していること
3,現在、どのくらい貯蓄できているか把握していること
4,毎月、積立貯金をしているかどうか
5,毎月の支出予算を決めていること
6,大きな買い物をする際に、事前に幾つかの商品と比較していること
7,目標を設定し、何時までに幾ら貯金するか目標が有ること
8,ATM手数料をかけないように心がけていること
9,家計簿をつけていること
10,銀行の通帳(WAB含む)やカード等の明細を全て把握していること
上記7項目以上ご自身が該当されていれば、貯蓄でき老後の金銭等の運営も可能であると思います。
老後の生活にも、必ずお金が必要ですので、今回のブログは老後のためにご参考下さいますようお願いします。
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