リスキリング ~古いままが最も怖い~
企業が従業員を解雇しやすい柔軟性(フレキシビリティー)と失業補償や
職業訓練による安全性(セキュリティー)両方を兼ね備えた「フレキシキュリティー」
はヨーロッパ全体に広がった労働モデル・・・・
学び直しの底力 ~今こそ仕事に役に立つ勉強を!~
ある50台の北欧人男性には夢がある!「配管工のマスターになりたいんだ!そのため
には今、訓練をしないとね♬」
この男性が通うのは北欧の首都郊外にある職業訓練校。8週間続く訓練の最中で、
この日はバスルームの下水管を正確に配置する試験を受講していた。
1ミリ単位でずれがないか?指導教官が目を光らせている。ドイツシーメンス系企業に
電気工で14年間勤めた後、高層ビルや風力発電所の高所清掃など技術を学び直しながら
職を変えてきた。これまでに受講してきた職業訓練は計30回ほど訓練中の今は失業状態
にあるが表情は明るい♬(北欧の職業訓練校には年齢を問わず多くの人が集まっている
そうです♬)
「北欧デンマークの水道管は老朽化が深刻。スキルを磨けば国中で有望な仕事が
できる♬」そう、学び直せば次のステージが開けてくることを自らの経験で知っている
のですね~
1960年代にデンマークで広がり始めたフレキシキュリティーが本領を発揮したのは
1994年以降とのこと。10%前後で高止まりする失業率への対策でリスキリング(学び
直し)や再就職活動に取り組まないと失業補償を減額する罰則を作った。
すごい強引ですがいいですね~ こういったことが日本よりも約30年も前から
おこなわれていたとは!?!?
その結果 ☛ ☛ ☛ 失業者に真剣さが増し失業率が低下♪
さらに失業していない人も自分を磨くため上を目指す
ようになったという。
また別の場所で開かれていた人口知能(AI)の勉強会にはまだ午後4時過ぎだというのに
多くの会社員がいたという。デンマークでは午後4時に仕事を終わらせるのは普通で
勉強だといえばもっと早く退社することもできるという。
デンマークでは常に3000以上の成人向け職業訓練が実質無料で提供されている。
社会人の28%が過去1ヶ月に何らかの訓練・教育を受けている。メニューは労使が
協力して作成し現場の意見をヒアリングして内容を常に最新のものにアップデート
し続けている。
賃金で対立する労使もリスキリング(学び直し)では一致する。
失業したその日から再教育を受ければ雇用にプラス!
訓練を経た熟練労働者が何より必要
人を企業に縛り付けず社会全体で生かす意識があるんですね♬
人口わずか600万人弱の小国デンマーク
限られた人口で国際競争を勝ち抜くには1人ひとりが生産性を高める必要が
あるんですね。これは何もデンマークに限ったことではないですね。
「新しい技術を学ぶことは怖くない。最も恐れるべきは競争
力のない古い技術・知識をそのまま使い続けることだ」
追伸;昨年6月に沖縄県那覇市にある沖縄県立博物館・美術館
にいったときのことです。県内の小中学生が社会科見学にも訪れるような
大きく立派な博物館・美術館です。
私は一人ふらふらと館内を歩いていたところ、たぶん琉●大学の先生
と思われる初老の男性とその同僚の女性の先生がある展示物の前でお話
されていたことがやけに耳に残っております。
それは「我々大学の研究者たちも日々研究勉学に励んではいるが
いかんせん、もしかしたら錆び付いた古い知識・経験を学生たちに
教えてしまっているのかもしれない・・・我々自身ももっと真摯に
取り組んでいかないといけない。」
こういった謙虚な方々はいいですね
ということで「リスキリング」学び直ししましょう♪♪
地道な努力は必ず何かに役に立つはず!と信じましょう。
小生もライフワークになるような学びをします♪
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