争続を回避するために!No3
遺言書の歴史をたどってみましょう!
遺言書の起源は・・・
遺言書の起源は古い!はっきりとした記録はないようですが一説によると
紀元前500年頃のローマ帝国の時代に遺言書の制度があったとされているようです。
考えてみれば当たり前かもしれませんね!人間のすること 考えることですから
日本では奈良時代に制定された「養老律令」
という法律に遺言制度に関する記述がありました。いまでいう「民法」でしょうか。
江戸時代には身分の高い武士だけに限らず庶民の間でも遺言書が盛んに作成されて
いたようです。ただ現代と大きく違うのは相続する財産の内容を記載するのでは
なく、子孫のために「家訓」を書き残すことが多かったようですね。
なんと なんと 素晴らしいですね ! 自分は少し感動しました。
話は戻りまして、明治期から戦前にかけては原則として長男が全財産を引き継ぐ
「家督相続」 の制度があったため、財産分与に関する内容を遺言書に記すことは
ほとんどなくなったようです。戦後、1947年の旧民法改正の際に廃止になり
再び遺言書が作られるようなったとのこと。自分は「相続」についてあまり気に
していませんでしたがこうして歴史を概要だけでも見てみるとその時々に応じて
制度はあるものの やっぱり人間がすること 考えることは そうは変わらないの
では、と改めて考えさせられました。
とにもかくにもコロナ渦の中とはいえ、日々様々なことがあり時間だけが過ぎて
いきますが やはり 平和に 穏便に 生きていきたいものですね。
最後に世界で最も有名な遺言書の一つ ダイナマイト発明で有名なアルフレッド
・ノーベル氏のものがあるようなのでご紹介したいと思います。
毎年10月に発表されるノーベル賞
ノーベル氏の遺言書をもとに創設されたもので「国籍に関係なく、最も受賞すべき者
に与えられることを希望する」と言及しております。詳細はノーベル財団HP参照
3回にわたり「相続」(争続)にまつわる内容を記述してきましたが、近々
具体的な「相続」に関する各種事例・対処法などをご紹介していきたいと思います。
関連した記事を読む
- 2024/11/19
- 2024/11/16
- 2024/11/09
- 2024/11/04