統一地方選No1その2
町議会改革♬はどのようなきっかけで行われたのか?
きっかけは4年前の統一地方選
北海道のほぼ中央に位置する鷹栖町の人口はこの15年間で約1000人減少し、現在は
約6600人。町会議員選挙も2011年から3回連続で無投票となり、なり手不足に危機感を
抱いた若手議員らが改革に乗り出した事がきっかけとなった。
鷹栖町議会は、傍聴者が「説得力」や「テーマの設定」「聞き取りやすさ」など
5項目で議員の質問を採点する「通信簿」を導入した♬
また許可を得てジャポニカ学習帳に似せた町議会傍聴ガイドブックを作成し、ツイッター
等SNSで議員が事前に質問内容を説明する動画を投稿♬
こうやって「町議会」「町政」への関心を高める工夫をしてたんですね 凄いことだと
思います。いくら「危機感」からとはいえなかなかここまでのことはほとんどの地方
自治体ができていないと予想されますし、これからも実施するようなことはなさそうな
地方自治体の方が多いのでは?!?とさえ感じることがあります。。。
実際のところ、大なり小なり「議会」っていったい何やっているのか?
わからない といった声の方が多いのではとも思います。
北海道鷹栖町では様々な知恵を絞り住民へのアプローチを懇切丁寧に実施したこと
により「町政」への関心が高まり実に16年ぶりの町議選が行われる可能性がでてきた
ということですね♬このような北海道鷹栖町のような成功事例ばかりではないようです。
2019年地方統一選挙では道府県議の26.9%
町村議の23.3% が無投票で当選し、
またある町村ではなんと立候補者が定数を下回るという事態までおこってしまった
とのこと。。。
八代海と山に囲まれた熊本県津奈木町ではその昔は1万人近くいた人口が今では
半分以下の約4300人まで減少し、また高齢者率が42.3%(全国平均28.7%)となり
あらゆる局面で問題が深刻化してきているという事実があるんですね。
実際に津奈木町議会でも定数を段階的に10人まで減らし現在に至りますが、町制施行
後で初めて議員手数割れが生じたこともその一つのようです。。
担い手不足は何も議員だけに限らずこういった地方の町や村ではあらゆる分野で
「なり手不足」のさらなる深刻化が進んでいる事実は否めない・・・
やはり首都圏への人口集中だけでなく、上記の熊本県津奈木町のような過疎化
及び高齢化していく町や村ではそもそも論として都心からの「移住」をどんどん
積極的に促進し新たな人々を増やしていかなければ機能していかなくなるんですね。
これはもう町村レベルの話ではなく国自体の人口政策の話になるので自分たち
庶民だけでは解決できないですが、それぞれが魅力のあるような町村作りをしていく
しかないような気がするのは私だけでしょうか?いやけっしてそんなことはない!
と思いますが。
こと町村等の地方自治に限って言うとすると
それこそ町村での議員のなり手が不足しているのであれば、首都圏で の地方統一選挙にて泣く泣く落選を余儀なくされた立候補者などを期間限定で(場合によっては片道切符で)町村会議員の道を拓くというのは如何なものでしょうか???
本当に政治家を志しているのであれば、何も首都圏にこだわらなくてもいいのでは?
と感じますが・・・そこで実績を積みそこから一段づつ階段を上がっていく
もしくはそのまま町村民のために一生懸命に 一所懸命に生きていくのもありなのでは
とも思います♪本気であればそれくらいのことはやるべきかとも感じます。
今回はこのくらいにしておきます。次回は 地方自治における
「都市と町村 議員報酬の格差」その他 議員の兼業制限を配信する予定です♬
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